【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

「もしもし?」

『もしもし。奏?僕だけど今大丈夫?』

「薬師寺先生!はい大丈夫です」

『良かった。ご飯はもう食べたの?』

「はい。今日はカレーです」

『いいね。今度作ってほしいな』

「お任せ下さい!薬師寺先生の今日のお夕飯はなんですか?」

『僕はコンビニ弁当だよ。なかなか自炊も出来る時間無くてね』

「一人暮らしもなかなか大変なんですね」

『まあね。幼なじみとはどう?』

「今のところ何事もないです。夕飯も手伝ってくれたので凄く助かりました!」

『へえー。今日は二人なの?』

「はい。父と母は今日は帰ってくるのが遅くて。なので今夜は二人だけです」

『やっぱり心配だな』