【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

奏の一言で若菜と平川も納得した。


次の日の朝、絵美里と瑠衣は空港の待合室に座っていた。

絵美里少し不機嫌な表情をしていた。

「絵美里、どうした?」

「なんでもない...」

「本当は皆に見送ってほしかったんじゃないのか?」

「そんな訳ないでしょ!?いいの、瑠衣ちゃんだけで」

ムキになっていたが本当は奏達に見送ってほしかった。奏達に見送ってほしくないと言ったのはただの照れ隠しだった。

「そろそろ時間だよ?」

「うん...」