「直そうとは思っているんですけど...すぐ、体が動いちゃって...」

「悪い癖だよ」

「はい...」

「けど、いいところでもある。歳も、子供も大人も関係なく、自分の意見を言うことはとても出来る事じゃない。皆、自分の立場を気にして言えない事が沢山ある中で、君は自分の意見を言った。僕でもそれはかなり難しい事だ。僕はそんな君の事を尊敬するよ」

「そんな、大したことなんか」

「大したことあるよ。でもやるなら僕がいる時にやってね?もし、ケガさせられたら僕は...」

「楓舞さん...。分かりました、約束します。次、同じようなことがある時は楓舞さんがいる時にします」

「君は本当に天然だな」

「どこがですか?」

「ふふ。まあ、ケガする事があるなら僕が治すし、ちゃんと責任はとるよ。男としてね」

それってつまり...結婚!?いやいやいや。考えすぎだよね?