「それと君達。一言言っておくけど、僕は君達には興味ないよ。興味があって、好きで、愛してやまないのこの、杉原 奏、ただ一人だから。覚えておいてね?」

「な、何よ!」

「もう行きましょ」

「そうね」

三人の看護師さんは悔しそうな顔をしてその場を立ち去った。

「龍也、悪いけど歩いて帰ってくれ。それか車を貸す」

「歩いて帰るよ。藤川さん行きますよ」

「しょうがないわね」

「奏、ちょっと二人で出かけようか」

「どこにですか?」

「着いてからのお楽しみ」