「勝ち目?」

「そうよ。あんたは本当は負け組。私達は勝ち組になるのが普通なのよ。分かる?お子様」

「奏!」

「楓舞さん!」

心配して来てくれたんだ。よく見ると、息があがっいて、汗もかいている。

「薬師寺さん!?」

「これは違うのよ。ただこの子が生意気だったからその...」

「君たちの話なんて聞く気ないね。奏、帰るよ」

「はい」