【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

「じゃあ奏行こうか」

「はい」

あたし達が行くのは楓舞さんがお世話になっている病院。朝、そこの偉い人から大事な用があるから来てくれないかと言われたそうです。

「けどなんであたしも一緒なんですか?」

「なんでって、一緒にいたいから」

「薬師寺、あまりイチャつくな。腹に響く」

「龍也さん大丈夫ですか?また顔色悪いですよ」

「杉原さん、俺は大丈夫だから」

「車に酔ったんじゃないのか?」

「そうかもな」

「窓開けますね」