【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

『もしもし』

「奏なら今、お風呂ですよ」

『瑠衣君か。別に出なくても良かったのに』

「あまりにしつこいので仕方なく。何か用事ですか?」

『まあね。君にはまだ話したくないことだけど...』

「大沢 冬和さんの事ですか?」

『なんだ、もう知ってたんだ。奏から聞いたんだね』

「はい。それと、藤川 花恋さんの事も。教えてください。なぜ、藤川先生の事を気をつけろと言ったんですか?」