【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

「あーもう。あんたと組まなきゃよかった」

「俺だって、お前とじゃなくて日高と組んだ方がよかったわ」

「何さ、平川のバカ!」

「なんだとおい新田!」

「若菜!」

若菜はカバンを持って走って帰って行った。少し泣いているようにも見えた。

「ちっ..なんだよ...」

「平川君...」

「杉原たち悪かったな。俺も帰るわ」

「うん...」