【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

「日高君ごめんね。あたしには今、付き合っている人がいて今はその人以外考えられないんだ」

「そう、なんだ...。転校早々振られちゃったな。はは」

「日高君...」

「ごめん。先に教室に戻るね」

日高君は落ち込んだ表情して屋上をあとにした。

「まさか探してた相手が奏だったなんて」

「しかも告るとは。俺達もいるのに。アイツ、相当好きだったんだな。杉原のこと」

「どうしよう。あたし、日高君のことを傷つけちゃった」

「奏は悪くないよ。ううん、これは誰が悪いとかないよね」

「杉原、日高のこと本当になんとも思ってなかったのか?」