大きな影

『ごめんね…晃平くんの気持ちには答えられないの。』














………










また秋風が晃平の体になびく。






『そっかあ。ありがとうな!最後に一つだけ教えて??宏介のこと好きなの??』








『うん』






晃平はその時フラれた辛さよりも頭に来た。






自分の好きな女をモテ遊ぶ…いやっあんな自己中男の宏介に…







自分が宏介に負けたからぢゃない





ただ…







ただ……









今の宏介が本当に嫌だった