てか待って、 冷静に俺ら高校生だよね。 俺今正直、 このままキスしたいとか、 そんなん普通に思うよ。 こういう状況でも、 莉愛は平気で寝れるんだ。 俺と莉愛ってなんでこんな違うの? なんで昔っから、俺ばっかり好きなんだろ。 ……ムカつくから、起きるまで待っとこうかな。 俺が意識ないひとに手出すような 悪趣味な男じゃなかったこと 有難く思えよ。 でもその代わり、起きたときには最高のリアクションしてね? こっちに寝返りを打ってきた莉愛を そっと腕の中にだき寄せた。