「なにしてんだよ!!」 ぐいっと、何かにものすごい力で首根っこ掴まれて、引きはがされた。 「……っ、ゲホッ」 俺を壁に叩きつける荒っぽい動作、 全力で駆け付けたみたいな荒い呼吸音。 ……いつもこうだ。 見なくたってわかる。 「……爽斗くん」 おまえはいつでも姫を助け出すヒーローだね。 ……サヤのそういうところだよ。 ねえ、消えて。