――『お前、かくれんぼ苦手なこと忘れたの?』 ――『莉愛の根暗なとこ……嫌いじゃない』 そうやって持ち上げるだけ持ち上げた方が、 あたし、傷つくもんね。 そしたら爽斗くんは嬉しいよね。 涙を流したまま、あたしは振り返り、そこに立ち尽くす彼を静かに見上げた。 ……ねぇ、爽斗くん。 「……あたしのことからかって、楽しかった?」