【完】爽斗くんのいじわるなところ。

でも……爽斗くんって恋愛の話とか好きじゃないと思うな。


うーん……。


「何?」


ひょいっと顔を覗き込まれて、ドキンとした。


「ぼーっとしてどうした?」


座っているベッドの隣に、爽斗くんが腰をおろした。


怪訝そうな彼に、念のため先に聞いておく。



「あの……爽斗くんって恋愛の話できる?」


「恋愛? なんで……? お前好きなやつでもいんの?」


「え!?」


って言う声が、思いっきり裏返った。


は、は、恥ずかしいー……っ!



「んん、ごほん」


なんて咳払いしても消えるわけないよね。


さっきの声はわすれて……!


真っ赤に染まる頬を両手で隠しつつ、爽斗くんの様子を恐る恐る伺うと、


爽斗くんは裏返った声を馬鹿にするような様子はなく、


いや、様子が変。


鳩が豆鉄砲を食らったような顔してる。



なににそんなに驚いているの……?


「だ、大丈夫?」


フリーズしている彼の顔の前に手をかざしてみると