【完】爽斗くんのいじわるなところ。

すると、コンコンコンと個室のドアを叩かれた。



「……莉愛ちん!」


その声に目を見開く。



……仁胡ちゃんの声……?
いやでも、いるわけないし。



ドアをあけるとやっぱり仁胡ちゃんが居て、目を疑った。


「……どうして仁胡ちゃんが……?」


驚いて見開いた目からぽろりと涙が伝いおちる。


「やーっと見つけた~。ってなんで泣いてる!?」


「……それが、あたし」


「うんうん。聞くからとりあえずトイレ出ようか」



トイレを出たところで、失敗のお弁当の話をした。



「大失敗だったの……」



思わず仁胡ちゃんにぎゅっと抱き着くと、



「そっかー。それは悲しかったね……」


「よしよし」と背中を優しく叩いてくれる。