天体キミ観測(短編)

私の言葉に答えるように、星夜くんは私の右手を優しく包み込んだ。

右手に伝わる温度が、今まで感じたどんな温度よりもじんわりと体内にゆっくりと染み渡っていくようにほの温かくて、

それが不思議と安心して、

そして......

幸せだった。

幸せに触れてしまったら、

それはもう......

瞳から星が流れていく。

その星を掬ってくれる人が隣にいて、

上を見上げれば、夢や願いを乗せて燦然と煌めく星が流れている。

人が星に思いを馳せ、

星が人を繋いでいく。

無限に広がる夜空と、

無限に光る可能性に、

私の心は震えて、

私の右手は痺れて、

ずっとこのまま、

夜空の下でこうしていたいと

強く

強く強く

思ったんだ。