高校生、誰もが憧れたjkライフ
私の高校生活は夢に見た生活とかけ離れていた…



中学校でかなり成績の悪かった私は
小学校からやっていたバスケットボールの実技を受けぎりぎりでこの高校に入学した。

制服もまぁ、可愛いし
通いづらさがあるわけでも、知り合いがいないわけでもなかった。

入学式当日下駄箱で自分のクラス分けを見て教室に移動した。
高校に入る前から高校のLINEグループがありそこで仲良くなった春菜、美雨、友希に会った。

春菜「え、もしかして莉子？」
美雨「莉子〜」
友希「莉子ちゃん？」
　
三人が真新しい制服に身を包み笑顔でこちらに手を振っていた。

莉子「え〜春菜と美雨と友希！？」
私は早くもないい友達ができて一安心した。
三人とも席は近くはないがお昼はみんなで食べようと約束しチャイムが鳴ったので席についた。

席に着く前後ろの方の席の男の子に目がいった。
なんだろう気になるなあの人、と思っていると男の子と目があった。

数秒お互い目があったままだった。
これが人生で一番泣いた恋愛が始まる予告だったんだな、と今では思う。