貴方がくれたもの

即返事を返した。



「彫り師さんですか?」


『はい!安く彫らせて頂いてます!興味おありですか?』


来たよこれ、これを探してたのよ!!


「どうしても入れたくて、探してたんです!!」


『あ、そうだったんですね!良かったです(*^^*)
よろしければ、詳しくお話したいので、メールにしませんか?』


送られてきた文に、あたしはすぐにメールIDを送った。


まだメール来ないの。早く!!


〜♪


聞きなれないメール音に、来た!!と心が弾む。


それと同時に最寄りに着いた。


『先程チャットアプリで教えて頂いたものです!あみさんで合ってますか?』


「合ってます合ってます!!ありがとうございます!!」


『良かったです(*^^*)
お住まいはどちらなんですか?』


と、何気ない会話を繰り広げた。


職場の最寄りから、電車で30分程かかる場所で、お店を構えているらしい。


行けない距離じゃない…。


すぐに店が休みの日に予約を入れた。


『入れたいデザインがあれば、当日、
もしくはメールで画像を送って頂ければ
すぐに出来るようにしておきます!』



おっとまじか。すぐさま自分で書いた絵を

メールに添付して送った。


『これをどこに彫りますか?』


「胸元に!お願いします!」


『かしこまりました(*^^*)』



その日のやりとりはそこで終わった。


やりたい事、1歩進んだ!!!


と、ノリノリで店に着いた。


明後日…予約をした日…。楽しみすぎて仕事にも身が入らなかった。


クリスマスまでには、完成できるかな。


考えてる事はそれでいっぱいだった。