貴方がくれたもの

家に帰るといつも通りのルーティーン。


仮面を剥がして風呂に入り、寝酒を飲む。
いちいち買うのが面倒だからって、2Lくらいのでかさのビール缶なんか買ってきちゃったくらいにして。


どーせ、彩珠深も俺も飲むんだからと。

勝てねえな。



いつも通り一緒に飲んで、布団に入って重なって一緒に寝る。

唯一の癒しの時間。一緒に寝るのが1番心が休まる。

仕事の疲れも何もかもが吹っ飛ぶ。




次の日の朝も、目が覚めたらこうは仕事、あたしはたまーに家に来るこうの友達の彼女と一緒にいた。



『ねーねー彩珠深さー。クリスマス仕事入れたー?』


「こうに休め言われたから休んだ」



そうなんだ〜とサラッと流される。

…仕事入れたんか?



「仕事入れたん?まさかの?聖也(せいや)と一緒に居ないの?」


『毎年一緒にいるとさ〜なんか飽きちゃって』



おい。



「飽きるとかあるん」


『4年も一緒にいたら飽きるでしょっ!変化が欲しい変化!!!』





よく分かんねえな。好きなやつとそんだけ長いこと居れれば別に良くね。

それ以上の何を求めんのよ。



「だって女関係とかも全部消してくれてんでしょ?それ以上何が必要なのよ。」



『うーん。まぁたしかに消してくれてるけどさ〜…ってそれ普通じゃね?!』



普通だね。と、ぼそっと返した。



あたしが客と連絡先交換しないのは、そーゆー理由もある。

男が連絡先に増えると面倒。彼氏と連れだけで十分。



それ以上に連絡とる必要ってあんの?


彼女以外、彼氏以外と連絡とって浮気まがいしてる奴、気が知れねえわ。



なんて、心の中で思ってるとそれを察したのか、咲希(さき)

彩珠深だってそう思ってるじゃん。なんてぼそっと言われた。