「ふわぁぁぁ」

大きなあくびとともに、体を起こす。

今何時だろ。もう一眠りできるかな。

枕元に置いてあった携帯を手にする。



「げっ、もう17時じゃん!寝すぎた!」

すぐさま飛び起きて、あたしはシャワーに向かう。

全てを洗い終わったのもつかの間、髪を乾かしもせずに、化粧を始める。


「仕事遅刻するって!!!」


すぐさま、仕事用の化粧を終えて、髪をセットし始めた。

今日はこのドレスにするから、この髪型でいいかな。

背中が大きく開かれたドレスに合うかは分からないが、ハーフアップにしていた。

巻いても良かったかな。

そんなこんなを考えているうちに、もう時間は18時半


ガチャッ

『ただいまー』

「あ、おかえり、早かったね」

『おー。って早くねえよ!今日本当は16時に帰って来てたっつーの!社長に捕まってたんだよ!』

「いつもご苦労さんw」

まじありえねぇ。と言いながら、作業服を着たまま布団にダイブする。

「作業服脱がないと〜色々ヤバくなるかもじゃんよ〜洗濯機にちゃんと入れといてよ〜?」

『わーかったよ。』

いつもその辺に放置するんだから。
とだけ言い、仕事の持ち物の準備を始める。


『あ、ねえ彩珠深(あやみ)、今日何時から?』

「んとねー。今日は同伴入ってるから、20時までなら大丈夫だけど?」