時計を見ると夜中の1時頃。


「そろそろ、電気消そうか。明日も早いでしょ?」


『んー。早く飲んでおいでよ』


一緒にいる時はいつも一緒に寝るから、こうは先に布団に入って待ってる。


しばらくして飲み終えたあたしは、一服だけしてこうがいる布団に潜り込む。


ふふーん♪と随分ご機嫌な様子。


「ご機嫌だね」


そりゃーねー♪と言った後、キスをした。


そのままこうが上に覆い被さる。


まだ、乾き切ってない髪を手櫛でとかれる。


『好きだよ。彩珠深』


「あたしも好きだよ。」


そのままお互いに抱き合って体を重ねた。


「ちょ…待って…!」


『お前それは反則すぎ…!』


お互いに力いっぱい抱き合うとこうはあたしの中に吐き出した。


お互いに向き合って横になる。


「ねぇこう。」


『ん?どした?』


「いつもありがとうね。」


それだけを言うと、頭を撫でられ、そのまま意識を手放した。