部屋に戻って直と他愛もない世間話。 今日体育で先生が転んだ とか 誰と誰が付き合ってるとか。 そんな話をしているうちに日は西の空に沈んでいた。 「そろそろ帰った方がいいんじゃない?」 「そやなぁ。でも離れんのややわぁ~」 直は私に寄りかかる。 そのとき コンコン と、音がして扉が開いた。 私達は慌てて離れて顔を赤らめる。 「りみ♪直♪」 そこには顔を真っ赤にした美嘉の姿があった。