「何ごちゃごちゃいってんだよ、りみじゃあな」 お兄ちゃんは美嘉の手を引いて玄関から去って行った。 美嘉は私の方を向いてウィンクをしてお兄ちゃんの腕に抱きついた。 一人ぼっちの私は部屋に戻るためお兄ちゃんと美嘉が歩いた道を歩く。 涙なんか浮かべて