「えっ、落ち込んでる? ……美英にはお見通しか〜」
ギクッ……!
ま、まさかテレパシーのこと、知られてない、よね……!?
彩花ちゃんにはまだ一言も言ってないもん!
「まーね、カレシがデートのお誘い断ってくんの! 部活で忙しいとかなんとか言ってるけどさ、もう大会で初戦敗退してるでしょ!? ってさ! アイツの好きなマンガの実写映画が公開されたから一緒に見に行こー! って誘ったのになんでだと思う!?」
な、なんだ、バレてない……よね?
カレシくんの愚痴をごうごうと吐いて、ふてくされる彩花ちゃん。
なにか力になれればいいけど……
もちろん、テレパシー抜きで。
「おっす、二人とも」
「真衣ー、聞いてよー!」
「いきなりどしたー?」
もう一人の友達の真衣ちゃんが大きなリュックを机に置いて座る。
真衣ちゃんはサバサバした、クールな子だ。
わたしと、彩花ちゃんと、真衣ちゃん。席が近いこの3人がいつものグループ。
ギクッ……!
ま、まさかテレパシーのこと、知られてない、よね……!?
彩花ちゃんにはまだ一言も言ってないもん!
「まーね、カレシがデートのお誘い断ってくんの! 部活で忙しいとかなんとか言ってるけどさ、もう大会で初戦敗退してるでしょ!? ってさ! アイツの好きなマンガの実写映画が公開されたから一緒に見に行こー! って誘ったのになんでだと思う!?」
な、なんだ、バレてない……よね?
カレシくんの愚痴をごうごうと吐いて、ふてくされる彩花ちゃん。
なにか力になれればいいけど……
もちろん、テレパシー抜きで。
「おっす、二人とも」
「真衣ー、聞いてよー!」
「いきなりどしたー?」
もう一人の友達の真衣ちゃんが大きなリュックを机に置いて座る。
真衣ちゃんはサバサバした、クールな子だ。
わたしと、彩花ちゃんと、真衣ちゃん。席が近いこの3人がいつものグループ。
