紙を広げてみてみると、見慣れた文字が並んでいた。

え?

うそ…。

私は、びっくりしてトーマ様を見つめる。

トーマ様は、真っ直ぐ私を見つめ返している。



「トーマ様…、なぜ私がまーくんに書いた手紙を持っているんですか?」


まーくんに、頼まれたの?

それとも、トーマ様がまーくん?


でも、まーくんは住所も違うし、

マー・オーラルって名前だから、名字も違うし。


どういうこと?


私が、混乱していると


トーマ様は、私の方に体を向け、微笑んだ。