少年が見たかった世界

俺が信じなきゃいけない2人から殴られて。

そこで俺は決意したんだ。

自殺しようと。

お母さんがお義父さんと出ていってもう2年。

まだ顔を見ていない。

海の誕生日にはプレゼントが。

海の入園式には手紙が。

俺の誕生日にも入学式にも何もなかったのに。

海が憎い。

羨ましい。ずるい。酷い。

でも海が愛くるしく俺に飛びついてくるとき、これでいいんだと思った。

俺はまだ、お母さんは俺に優しくしてくれると信じている。