少年が見たかった世界

お父さんが死んだ3ヶ月ほど後に、

お母さんが再婚相手を連れてきた。

お父さんへの愛はもう既に尽きていたんだ。

そいつが俺の今のお義父さん。

にこにことしながら、裏に皺を寄せた顔があることを俺は知っている。

お前が嫌いという敵意を向けながら笑っているのを知っている。

心底気持ち悪かった。

勝手に連れてきて「新しいお父さんだ」と言われて。

そいつはお義父さんであってお父さんじゃない。

ただの書類上の関係だ。