少年が見たかった世界

「…にーに?」

海が僕を呼んでいる。

さっき、山田さんと会って

どっと疲れが出てぼーっとしてた。

「ん?どうしたの、海?」

「うみね、おなかすいちゃの!」

今は…6時か。

なら、もうご飯を作ろう。

「待ってて、海。もう作るから。」

「う!はんばぐすき!」

海は美味しそうに食べてくれる。

作る者として嬉しい。

でも、本心かはわからないから。

少し怖いところはある。

まぁ、でも海はまだ3歳だから、

まだいいかもしれないけど。

でも、子供も侮れないよな。

人の感情に敏感な子供もいる。

…さて、それは誰だろう?