ロミオは、ふたりいない。


歩く距離とか

コレで大丈夫かな?



手とか

どーしたらいいかわかんなくて

とりあえずリュックの肩紐を掴んでる



手汗…すごいから…

私



「木々羅…」



「え!なに?」



名前、呼ばれただけなのに…



「そんな、驚かなくても…」



廣永が少し笑った



「だよね…
ごめんね、なんか
どーしたらいいか、わかんなくて…」



「うん…オレも…
ごめんね、なんか、慣れなくて…」



「別に、そんな…」



「木々羅、髪伸ばしてるの?」



「ん?そーゆーわけじゃないけど…
似合わないよね…
夏休み中に切ろうかな…」



ずっと髪切ってなかった


いつも肩まで伸ばすのが限界だったのに

肩より少し長くなってた


いつから切ってなかったかな?

私



「似合わなくないけど…
前の長さも好きだった
木々羅ぽくて…」



「前の?」



「うん、1年の時の…肩ぐらいの…
って…キモいね、オレ
ごめん…」



廣永が照れたのがわかった



「別に、キモくないけど…」



ドキ…ドキ…ドキ…



私も照れるよ

廣永


そんなこと言われたら…



ドキドキ…ドキドキ…



ずっと見ててくれたの?

いつから?