ロミオは、ふたりいない。


「じゃあ、廣永
この中から景品選んで!」



「あんなに入れたのに景品コレなの?」



「ヒロ文句言うな!
言うならオマエの親友に言え
ナルが景品ケチったんだもーん」



「ケチったっていうか発注ミスでしょ
ナル、最近ボーっとしてるからね」



「忙しんだよ成瀬も
実行委員引き受けてくれたんだし
大目に見てあげようよ」



「ジュリ、選んで…どれがいい?」



うまいぼー

うまいぼー

スーパーボール

よくわからない置物



「んーと…コレ!」



「なに?それ?

おもちゃの指輪?」



「うん」



「ジュリ、指輪入る?
コレ子供用じゃん」



ユートが

私の指に指輪をはめてくれた



「ジュリの手
ちっちゃくて、かわいい…」



視線を感じた



亜美と凛々ちゃんがじっと見てた



「見せ物じゃないから…!
カネ取るよ!」



ユートが笑いながら言った



「お金払ってもいいぐらい見惚れたね♡」

「うん、珠莉かわいい♡」



「オレの彼女、高いよ!」



「きゃー♡廣永ぽくない
こっちが照れるわ!」



「だよね!
じゃあ、彼女連れてくね!」



「いってらっしゃーい♡」

「ごゆっくり〜♡」