「楽しかったね」 隣で成瀬の声がした 「成瀬、遅れてきたクセに…」 「うん、けど、楽しかった … バイトだったけどムリに来てよかった」 バイトだったんだ… 先輩と会ってたんじゃないんだ 「木々羅、途中まで一緒に帰る? こっちでしょ」 成瀬が指さした 「うん…でも…」 でも なんだろう… 断わる理由なんてないのに… ただ帰る方向が一緒なだけなのに…