38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)


「眞子…
眞子に言ってないことあるんだ

眞子には関係ないことかもしれないけど…


オレ、大学辞める」



「え…

なんで辞めるの?

天神の夢だったじゃん
産婦人科医になるって…
大学辞めたら、なれないよ!」



「眞子に、関係なくない?

オレの夢だし…
オレの人生だし…

眞子も仕事辞めるって
実家帰るって
オレに相談してくれなかったし…」



「うん、ごめん…」



「オレ、大学辞めて働くから…」



「え…」



「眞子…

オレじゃ不安かも知れないけど…

オレ、ちゃんと働いて
眞子に迷惑掛けないから…

眞子のこと幸せにするから…

眞子がひとりで考えてたこと
オレは関係ないと思ってない

ずっと考えてた


眞子、こっち見て…

オレの方、見て…



眞子、オレと結婚してください」



「え…」



吐いた息がうまく吸えなかった



「眞子…
オレじゃ、ダメ…?」



ダメじゃ、ない…



「でも…
天神は、これからも
いっぱい…たくさん…出会いがあるのに…

大学だって辞めなくていいし…」



「もぉ、出会った
ここにいる

目の前に…

ずっと一緒にいたい人
幸せにしたい人が、ここにいるから…


それから、ここにもいるでしょ…

眞子のお腹の中…」



え…



天神が私のお腹に手を当てた



天神、気付いてた?



温かくて大きな手



キミのお父さんの手だよ



「…妊娠してるよね?眞子…

最近、眞子の身体温かい
具合悪いのも、そのせいだよね…?

いるんでしょ…
オレの子供」



天神の子供



疑わないの?

オレの子なの?って



「望まない妊娠ならしないほうがいい
そぉ教えてくれたのは、眞子でしょ」



たしかに…





「遊びで付き合ってたわけじゃないし

欲しかったよ
眞子とオレの赤ちゃん」



ホント…?



「眞子は、どぉなのかな…って

たぶんオレが頼りないから…
たぶんオレが学生だから…
結婚とか考えられなかったと思うけど

だから、オレ
ずっと考えてた

どぉしたら眞子に認めてもらえるかな…
どぉしたら眞子と家族になれるかな…

付き合う時から
ずっと考えてた
眞子と家族になること考えてた

眞子は、考えたことなかった?
オレと家族になること

オレの子供、妊娠すること


産んでほしい…眞子に…
オレの子供、産んでほしい


眞子と家族になりたい」



家族に…



考えたことなかったんじゃなくて

考えたら迷惑かなって

ずっと思ってた



天神が

そんなふうに思ってるなんて

考えたことなかった