38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)


「もしもし…眞子…?」



「天神…?…どーしたの?」



「眞子の声、聴きたかったから…」



毎日聞いてた天神の声



昨日も今日も

私は聴きたいと思わなかったのかな?



聞いたら

きっと

また弱くなる



だから

耳が拒否してた



「今日、帰ってくる?」



「んー…」



「じゃあ、明日…?」



「明日…帰れるかな…」



帰れるかな…

泣かないで帰れるかな?



「やっぱり、眞子、体調悪いの?」



「大丈夫だよ」



「ちゃんと食べてる?」



「うん、食べてるよ」



「ちゃんと寝てる?」



「うん、寝てるよ」



「眞子、会いたい…」



「…」



会いたいよって

前の私なら走ってたのに…



「眞子は、オレに会いたくない?」



「…会いたいよ…」



会いたい気持ちは変わらないよ

ずっと会いたい

ずっと一緒にいたいよ…



「ホントに?」



「うん、天神に会いたいよ…」



「眞子…また、オレ、無理に言わせてる?」



「んー…そんなこと、ないよ…」



「じゃあ、帰ってきてよ…」



「うん…」







「帰る時、また連絡するね…
じゃあ…」



沈黙が耐えられなかった



「眞子…」



「ん?」