温かくて気持ちいい…
私のお腹に
天神の大きな手がのってた
大きくて優しい手
温かくて気持ちいい手
天神…
天神の手に私の手を重ねた
ごめん…
変なことで拗ねて
わかってたことじゃないの?
「眞子ー…起きた…?」
「んー…起きた…
ごめんね…」
「…ん?…なにが?」
「せっかく、旅行来たのに
寝てばっかりいて…」
「んー、具合どぉ?」
「もぉ、大丈夫だよ」
「なら、よかった」
「ごめんね…」
「…んー、もぉいいよ…
体調悪かったんだから仕方ないよ」
「さっき、一緒の布団に入らなくて
ごめんね…」
「んー…じゃあ、オレも、ごめん…
勝手に眞子の布団に入って…」
天神は
私が離れたのに
歩み寄ってくれた
「私とは…
私とは、こわくないの?」
「うん、こわくないよ」
真っ直ぐ見てる
私のこと
天神の瞳
私は…
見れない
「なんで、そらすの?眞子」
「ん…」
「こっち、見てよ
オレの方、見てよ」
「…」
「眞子…」
ごめん…
見れない



