38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)


「あ、眞子、あがった?」



「うん
ちゃんと温まったよ」



「いいお湯だったよね
景色もよかったし…
やっぱり一緒に入りたかった?」



「ひとりでゆっくりできたよ」



「それ、答えになってないよ
隣の部屋に布団敷いて行ってくれたよ」



「ホントだ」



「眞子、浴衣♡」



「ん?」



「結局、襲いたくなる

けど…
眞子、疲れてるから
またちょっと横になりなよ」



「さっき、少し寝たし、大丈夫だよ!
下にカフェがあるみたいだから
夕飯の前に行かない?」



「んー…カフェもいいけどね…」



天神が敷いてある布団にダイブした



「こーゆーさー
ホテルの布団て
カップルで来てるのに
なんでわざわざ二組敷くんだろうね…
どーせ、一緒に寝るのに…
逆にエロいよね」



「天神が言うからでしょ
誰もエロいとか思わないよ

一組しか敷いてない温泉
泊まったことないけど…」



「最初から一組しか敷いてなければ
余計なこと考えないで
そこで寝るしかないな…って
スムーズにことが運ぶのにね」



「天神、おもしろい」



「高校の卒業旅行
彼女とふたりで温泉行ったんだ

オレも彼女も大学進学決まってたけど
大学卒業したら結婚したいって
彼女に言われて
なんかこわくなって
その日、同じ布団で寝れなかった

たぶん、そーゆー人のために
二組敷いてくれるのかもね…

その後、別れた」



「へー…」



「今のは、おもしろくない?
眞子、おこった?」



「んーん…別に…」



おこってはないけど…



少しだけ嫌な気分になった



どの部分に

嫌な気分になった?



彼女と温泉旅行に行ったこと?

結婚したいって言われてこわくなったこと?



たぶん

後の方