38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)


ピンポーン…



「ハーイ…」



ガチャ…



「え!」



バタン…



「荷物です」



「はい、わかります」



こんな時に

イケメンくんじゃん!



咄嗟にドアを閉めてしまった



「ここに、置いていきましょうか?」



「えっと、じゃあ…はい…
あ、印鑑…」



ドアの隙間から印鑑を渡した



手と手が触れた



ドキ…



「手、冷たいですね」



ドキ…



「綺麗ですね…」



「え…」



「手、綺麗ですね」



あ、手ね



でもよかった…

ネイルしといて



「寒くなりましたよね…」



「あ、ボク動いてるんで暑いです」



やっぱり若いね



「じゃあ、印鑑…と
荷物ここに置きますね
ありがとうご…」



「あ!あの…
パソコンとか詳しいですか?」



「え、パソコンですか?
詳しくはないですけど…
普通にできる程度です」



「ちょっと調子悪くて…
見てもらえないかな〜なんて…
迷惑ですよね」



「あ、いいですよ
ボク、できるかわからないけど…」



「助かります!
ちょっと急ぎの仕事があって」