「なんか甘いの食べたいね
アイスあったかな…
暁くんも食べる?」
「うん…」
「あった…
チョコとバニラどっちがいい…?
んー…迷う…」
「じゃあオレと半分ずつにしよう」
「うん」
あの人だったら
きっと
「眞子は、いつも優柔不断だな」って
呆れてたよね
暁くんは
違う
「あ!スプーン忘れた!
もぉ、ヤダ…」
「オレ取ってくるよ!」
「ごめん、ありがと」
あの人だったら
「眞子っていつも何か忘れるよね」って
呆れてたよね
暁くんは
違う
「ハイ…」
「ありがとう
ごめんね、私、いつもなんか忘れてる」
「うん…
全部好きだから、大丈夫…」
キュン…♡
「眞子…好き…」
ーーー
ドキン…
不意のキス
暁くん酔ってる?
ドキドキ…
ドキドキ…
「コーヒー飲まないの?
冷めちゃうよ…」
「眞子からコーヒーの味するからいい…」
ーーー
ーーー
ーーー
暁くんの口からは
私がいつも飲んでた
ライムサワーの味がした
どーしたのかな…
急にキスしてきて
でも…
「…大好き…」
「オレも…」
ーーー
ーーーーー
違うの飲んでみようと思ったのに
やっぱり
ライムサワーが飲みたくなった
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ーーー
「眞子…したい…」
「…ん…いいよ…」
ーーー
ーーー
ーーーーー
「眞子、アイス、食べなくていいの?」
「ん…暁くん、甘いから…いいよ…」
ーーー
ーーーーー
ーーー
暁くんのキスは
甘くて優しい
ーーーーー
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暁くんと抱き合うの
久しぶりだよね
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我慢してたのかな?
前はあんなにしてたのに…
ーーー
ーーー
ーーー
逆に
付き合ったのに
我慢する必要ある?
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「好き…」
ーーーーーー
「うん…」
今日も暁くんは
甘くて優しかった
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