38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)


「…泣いてる…?

柴咲さん…泣いてる?」



私の額に暁くんの声が響いた


起きてた…



「…ん?…泣いてないよ…」



「ウソ…
じゃあ…顔見せて…」



暁くんの肩が

私の額から離れた



離れないでよ

触れててよ



「泣いてるじゃん…」



「泣いてないよ」



上を見て腕で顔を隠した



涙が目尻を通って下に落ちた