「よかったね
ママみつかって…
暁くんて、子供好きなの?」
「んー…同じくらいの弟いるから…」
年、離れてるんだ…
「オレが高校の時、弟が産まれたんです
母はずっと子供ができなくて
治療してたみたいで…
…
喜んでる母と父見て
人の命の誕生って、すごいな…って
感動しました
…
その時、産婦人科医になりたいと思った」
へー…そーなんだ…
「だから…
いいわけかも知れないけど…
子供を作らないようにすることが
不思議なんです
…
欲しくてもできない人もいるのに…
できたら産めばいいのに…」
たしかに…
「暁くん、結婚したら子供何人ほしい?」
「んー、何人でも…
奥さんが産んでくれるなら…
男の子でも女の子でも
授かるならいくらでも…
みんなでキャンプとか行きたい」
「楽しそうだね…
…
もし、結婚しても授からなかったら…?」
「それは、仕方ないよ
だって結婚て
子供を作るためにするわけじゃないし
その人と生涯生きていこうって決めて
結婚するわけだから…
子供がいてもいなくても関係ない」
暁くん
ちゃんと家庭像ができてるんだ



