可愛いあの子の秘密

[side悠衣]

てか阿良々木のやつ黒川といたけど

仲いい友達いたんだな。

「ゆーう。どうしたの??」

「あーゆず。阿良々木が黒川といたんだけど。仲いいヤツいたんだなーって」

「あーだから逃げるように行ったんだね。」

「うん多分そうだと思う。てかひな達は??」

「あー。2人なら先生にお呼び出しされてたよ。もうすぐ夏休みなのに海行けるのかな??」

「あの二人頭良くねぇのか。。残念だななんか。」

「まぁギリギリ2人とも赤点回避したらしいけど夏休みの宿題終わらないんじゃないかな。」

たく世話の焼ける二人だな。

「あー。ゆずちゃんとゆうちゃーん!!」

「ひな赤点大丈夫だった??」

「大丈夫だったよーねー陽景ー」

「そうだね。ギリギリ回避って感じだけど」

「いいよねー。ゆうちゃんとゆずちゃんは1位と2位なんだから」

「いやそんなこと言われてもひな達がちゃんと予習しないからそうなるんだろ?」

「そいえば海行くのはいいけどさ、泊まりで行くの??」

「あー。海行くし泊まりがいいだろうから

別荘使っていいか、母さんと父さんに許可得てきたし大丈夫だぜ。」

「「え?!ゆうちゃん別荘持ってるの?!」」

あ、これ今気づいたけど俺が初めて仕事した時の写真立てかけてるからバレないかな。

しかも別荘の一室で撮影会とかするからバレないかな。

大丈夫かな??

「まぁまだまだ先の話だしねー。そいえばゆずちゃん達今日用事でしょ??早く帰んないでいいの??」

「あ、!!帰んないと。ゆず行くぞ」

「え?!あ!うん!」

─10分後─

「はぁーはぁー。しんどっ。か、母さんた、ただいま。」

「あらあら悠衣ちゃん走って帰ってきたの??ゆずくんもいらっしゃい(クスッ)」

「と、父さんは??「書斎にいるわ」」

「ゆず行くぞ。書斎。」

「え、わかった。」

書斎にいるってことは絶対嫌な予感しかしない。

「悠衣、柚稀くん。おかえり。2人には、勿論撮影もしてもらうが夏の合宿撮影会に行って欲しいんだ。悠衣は、この仕事をバレたくないんだな。」

「あぁ。ややこしい事になるし、そういう柄でもねぇから。」

「わかった。実は、いつも撮影してる別荘とは別の別荘で撮影してもらいたいんだ。」

「「え?!?」」

「いいか期間は8月17日から9月7日までだ。」

「それは、いいんだけどさ、テーマは??」

「それのことだが2人には、お互いのことを撮って欲しい。

勿論Jupiterの水着を着たり服を着たりしてだ。

"ありのままのカップル"というテーマだ。」

「わかった。ありのままだな。」

「えっとこれ俺は、いつまでやれば??」

「そうだな。まぁ給料も出すし無期間でやって欲しい。

あと名前のことなんだが。

YuzukiではばれるからYukiでやっていく」

「わ、わかりました。」

「これで終わりだが衣織のところに行きなさい」

「わかった。」

「ゆう。今から衣織さんのとこ行くの?」

「あぁ。」

「あら、悠介さんのお話終わったのねぇ。」

「あぁ。それで新作の試着するんだろ。」

「えぇ。とりあえず2人ともこれ着てくれる?」

「待って母さん俺たち夏に秋物着るの?」

「だって思い立ってデザインしたら秋物になったんだもん仕方ないでしょ??」

そうだと思ったよ。。

「わかった。とりあえず着るわ」

─20分後─

「着替えられた??悠衣ちゃん。柚稀くん。」

「着替えてきたけどなんだよこれは。」

「今回のテーマはね。甘い恋よ??」

「だから俺こんな甘めなのか??」

「柚稀くんは、重い彼氏さんって感じに仕上げておいたわ。うふふ。」

「これ大丈夫??イメージ変わるって言われない?」

「大丈夫よ。カバンとか靴とか小物は、Jupiterのままなんだから。」

「さてと着替えたし合わせは、大丈夫だろ?」

「ええ。そうね。大丈夫よ。ありがとう柚稀くん。明日からYukiとしてよろしくね。」

「あ、はい。明日からまたよろしくお願いします。」

─20分後─

「じゃあ衣織さん。悠介さん。明日からまたお願いします。」

「ええ。気をつけて帰るのよ。うふふ」

「あぁ。明日からよろしくな。」

「じゃあ俺送ってくるな。」

「「行ってらっしゃい」」

─ガチャン─

「ふぅぅ。疲れるなぁ。」

「あれだな。ゆうって悠介さんと似てんな。」

「え?そうか?モデルしてた母さんの方に似てるってよく言われるけど」

「へぇそうなんだ。」

「お、駅ついたぞ。じゃあまた明日学校でな」

「お、おう!!またあしたな!」

それにしても、ゆず……あのふくめちゃくちゃにあってたなぁ。。。

最初の頃は、あんなにめんどくさいとか思ってたのに気づいたらモデル仲間になっちゃってるし。。

─ガチャッ─

「ただいま。」

「うふふ。ゆいちゃんおかえりぃ。」

「母さん。父さんは??」

「まだ書斎に篭ってるわぁ。」

「ありがとう。」

─コンコンッ─

「どうぞ。」

「失礼します。」

「なんだ悠衣か。」

「なんでJupiterのモデル増やしたの?しかも俺と同い年で男の子って」

「実はな。ここの跡取りが居ないだろ。」

「うんそりゃそうだけど。」

「他にもいるが、悠衣にはみんな近付きにくいみたいなんだ。」

「他の人に相手役頼もうとしたけど恐れ多いからって断られたのか??」

「あぁ。Yuiとは、並べないって言われたんだよ。」

「だから俺に相手役を選ばせたってこと??」

「あぁ。別に婚約者じゃなくていい。だが跡取り候補者が欲しくてな。」

「俺は、絶対やだからな。この会社は、父さんと母さんのものだろ?俺には、モデルの素質があっても母さんみたいにデザインできる訳でもない。」

「そうだなそう思ってだな。私の友人に月嶋 遥香さんという人の娘と息子がいるんだが、そのふたりがデザイナーを目指しているみたいでな。その2人を明日紹介しようと思うんだが。」

「ま、まさかと思うけどその2人って双子だったりする?」

「あぁ。陽向様と陽景様だ。」

「その2人俺の友達。。」

「ちょうどいいじゃないか、明日一緒に連れてきてくれ。遥香さんには、許可とってるから。」

「わ、わかった。」

陽向と陽景に仕事のことバレちゃうなぁ。。

仕方ねぇか。