[side陽向]
「陽景、どうおもう??」
「なにが??」
「何がってあの二人だよ。」
「うーん。ちょっと怪しいよね。」
「陽景ってホントに謙虚だよねほんとは、”男の子”なのにね。」
「……それ誰にも言ってないよね???」
「い、言うわけないじゃん。ほんとにゆうちゃんのこと好きすぎじゃない??」
「でもゆうは、たぶんゆずちゃんのほうが好きだよ。」
「そうかな??僕にはそういうふうには見えないけどね。」
「そんなこと言いながら陽向も”女の子”なのに頑張るよね。」
「そうだけどね。」
どうして僕たちが性別を偽っているかというと
―回想―
始まりは、些細なことだった――――――
『ひかげくん!!ひなたちゃんまた泣いてるよ。』
陽景は、今より泣き虫でよく僕と間違われてた。
『ひかげまた間違えられたよ』
そもそもよく間違えられるから、性別を偽るようになった。
『ぼく…もう……おとこのこ…らしくない??…グス……』
『ひかげ、泣かないで。ひかげはじゅうぶんおとこのこだよ。』
そんな時だゆうちゃんとゆずちゃんと出会ったのは。―――――――
『ゆず……あの子泣いてる。』
『あ、ほんとだ。』
『なぐさめなきゃね。』
そうして僕は男の子として。
陽景は女の子として生活していた―――――――。
「そう言えば、Jupiterの雑誌買っとかないと。」
「あ、それなら僕買っといたよ。」
「さすが陽向やるー。」
「やっぱりゆうちゃんは最強だな。」
「ほんとに好きだね。」
この先何があってもこの隠し事は僕たち双子の二人だけの秘密だ――――――
―翌日―
「おっはよー!!二人とも!!」
「あ、ひなおはよ。あと、陽景も」
「お、おはよゆ、ゆうちゃん」
「おーおはよー。ひかげちゃんにひなちゃん」
「今日プールの時間あるよねぇ。」
「俺見学だ。焼けるの嫌だし」
「ぼ、僕もき、今日は見学…」
「じゃあ俺と一緒に見学だな」
「う、うん。」
―昼休み―
「もうお昼かぁはやいな。」
「そのセリフ俺の膝、枕にして言う事なの??」
「あぁ。ゆずの膝だったのか。」
「なんだと思ってたの??」
「たまたま落ちてた枕??」
「なんで疑問形なんだよ」
相変わらず二人とも仲良いな。
「あ、あの4人でどっかいきません??」
陽景ナイス!!
「お、海とか行くか??」
「え、う、海??」
「そう、もうすぐ夏休みだし。」
「いいじゃん、4人で海」
「いつ行く????」
「じゃあ15日に校門前集合とかどう??」
「いいな。」
―放課後―
「陽景、水着着る時どうしよう。」
「僕が陽向の振りして、陽向が僕になれば良い。」
「え、頭いい。」
「当たり前でしょ。」
僕たちは区別が付かないほどとても似ていた。
声も陽景が少し低いぐらいだ。
僕たちは元々一卵性双生児で生まれたからよく
お互いの振りをしあって大人を騙していたぐらいだった。
「早く水着着て泳ぎたいね。」
「そうだね。」
この秘密も高校を卒業したと同時に卒業するため。
今は守り抜かなきゃいけないんだ。
「陽景、どうおもう??」
「なにが??」
「何がってあの二人だよ。」
「うーん。ちょっと怪しいよね。」
「陽景ってホントに謙虚だよねほんとは、”男の子”なのにね。」
「……それ誰にも言ってないよね???」
「い、言うわけないじゃん。ほんとにゆうちゃんのこと好きすぎじゃない??」
「でもゆうは、たぶんゆずちゃんのほうが好きだよ。」
「そうかな??僕にはそういうふうには見えないけどね。」
「そんなこと言いながら陽向も”女の子”なのに頑張るよね。」
「そうだけどね。」
どうして僕たちが性別を偽っているかというと
―回想―
始まりは、些細なことだった――――――
『ひかげくん!!ひなたちゃんまた泣いてるよ。』
陽景は、今より泣き虫でよく僕と間違われてた。
『ひかげまた間違えられたよ』
そもそもよく間違えられるから、性別を偽るようになった。
『ぼく…もう……おとこのこ…らしくない??…グス……』
『ひかげ、泣かないで。ひかげはじゅうぶんおとこのこだよ。』
そんな時だゆうちゃんとゆずちゃんと出会ったのは。―――――――
『ゆず……あの子泣いてる。』
『あ、ほんとだ。』
『なぐさめなきゃね。』
そうして僕は男の子として。
陽景は女の子として生活していた―――――――。
「そう言えば、Jupiterの雑誌買っとかないと。」
「あ、それなら僕買っといたよ。」
「さすが陽向やるー。」
「やっぱりゆうちゃんは最強だな。」
「ほんとに好きだね。」
この先何があってもこの隠し事は僕たち双子の二人だけの秘密だ――――――
―翌日―
「おっはよー!!二人とも!!」
「あ、ひなおはよ。あと、陽景も」
「お、おはよゆ、ゆうちゃん」
「おーおはよー。ひかげちゃんにひなちゃん」
「今日プールの時間あるよねぇ。」
「俺見学だ。焼けるの嫌だし」
「ぼ、僕もき、今日は見学…」
「じゃあ俺と一緒に見学だな」
「う、うん。」
―昼休み―
「もうお昼かぁはやいな。」
「そのセリフ俺の膝、枕にして言う事なの??」
「あぁ。ゆずの膝だったのか。」
「なんだと思ってたの??」
「たまたま落ちてた枕??」
「なんで疑問形なんだよ」
相変わらず二人とも仲良いな。
「あ、あの4人でどっかいきません??」
陽景ナイス!!
「お、海とか行くか??」
「え、う、海??」
「そう、もうすぐ夏休みだし。」
「いいじゃん、4人で海」
「いつ行く????」
「じゃあ15日に校門前集合とかどう??」
「いいな。」
―放課後―
「陽景、水着着る時どうしよう。」
「僕が陽向の振りして、陽向が僕になれば良い。」
「え、頭いい。」
「当たり前でしょ。」
僕たちは区別が付かないほどとても似ていた。
声も陽景が少し低いぐらいだ。
僕たちは元々一卵性双生児で生まれたからよく
お互いの振りをしあって大人を騙していたぐらいだった。
「早く水着着て泳ぎたいね。」
「そうだね。」
この秘密も高校を卒業したと同時に卒業するため。
今は守り抜かなきゃいけないんだ。
