ずっと一緒にいてくれるよね?

「しおり!いますぐ来て。話があるの」


桃香ちゃんだった。まじめな顔で、私の腕をつかむ。


「痛いよ。何するの」


「いいから来て」


力が強くて振り払えない。私は助けてほしくて翔太くんを見た。


翔太くんが落ち着いた声でとんでもないことを言う。


「急用みたいだし、行ってあげたらどうかな」


「翔太くん?本気じゃないよね?桃香ちゃんのこと話したの忘れちゃったの?」


「だからだよ。せっかく話があるって言ってるんだ。聞いてみたら?」


「あんた話がわかるのね。あんたもこんな呪われた場所にいないでもどったら?」


「え?」


困惑する翔太くんを置き去りに、私は教室近くの廊下まで引っ張られた。