感想ノート

熟成復讐 考作慎吾/著

『熟成復讐』を読んでいただき、ありがとうございます。
ここには本作の解説を書かせていただきます。
今回のテーマは数十年越しの復讐となります。
古井美子が5人のいじめっ子によりいじめられ、命を落とします。
幽霊となった美子が真っ先に自宅へ行くと、そこには美子を失い悲しみに暮れる両親の姿が。両親を見た美子は5人をすぐに呪い殺すのを止め、自分と両親と同じ目に遭わせようと決意する。
それから数十年の時が経ち、5人は子供が出来、親となった。
舞台の整った美子は5人を学校に呼び出し、彼等の子供達を次々と殺していく…。
これが本作の流れです。

伏線は殺された子の性別がヒント。
本文では美子のいじめっ子の呼び方から男:3女:2の男女比率になります。
そして、学校で殺されたのが男:2女:3となります。『上平』の性別が重要です。

長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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