そう言って、携帯をいじりだした。 「おい樹〜、もう態度が悪いって!!すみません皆さん!何かあるみたいだったんで……、ダメですか?」 「いや、いい。」 俺は、ずっと女たちを見る樹のそばにしゃがみこみ 「樹、ありがとうな。お前のことは信用している。…何かあるんだろ?」 俺もそっちを見ていれば、女たちがこちらの視線に気づいた。 「…結構な手慣れだから、油断するなよ。」 「さんきゅ。」 ぽんぽんとフード越しに頭を軽く叩く。 「絶対、伊織さんは渡さないからな。」 その声は、微かに俺に届いた。