双子の貞子ちゃん 2






「ただいま伊織」


「お、おかえり!早いね。」



慌てて時計を見れば、既に9時だった。

9時だと思わなかった私は、夕飯を用意してないことに気づく。



「ごめん!すぐご飯作るね!」


「いいよ。たまには何か頼もう。」




慌てて立ち上がった私を湊は抱きしめた。

その温もりに、私は胸がいっぱいになってしまう。


不安だったんだ。
桃子さんに産婦人科を勧められて、おめでとうございますと言われたこの数時間


「うっ、……湊ぉ…。」


「どうした?」




突然泣き出した私に驚きつつも、背中を撫でながら私が話し出すのを待ってくれる。







「私っ、妊娠してる。」