……食べづらい。



仕方なくサラダを食べるのをやめる。


「他何かいる?」


左隣の凪さんが覗き込んで尋ねてくれる。


「食べやすいものを…。」


「んー何がいいかな。」



そう言って立ち上がる凪さん
だいぶ申し訳ない。

未だにシノの手が頭に乗っているため、頭を上げられない状態の私





戻ってきた凪さんが渡してくれたのは、ハンバーガーだった。


「はい。腹減ってるだろうからこれが良いんじゃないかって渡された。」


確かに。
サラダ食べたから、次はカロリーあるのも食べたかった。



「ありがとうございます!しーですか?」

「ううん。不器用な男から。」



ふふっと笑う凪さん

「良いね。俺は認めるよ。」