双子の貞子ちゃん 2






「うるさい。」


「うわー、カッコいいね涼ちゃん。スタイル良いから似合うなぁ!」




「「「こんにちは!」」」



「………はぁ、はい。よろしく。」


怒涛の声に横山さんが引いてる。

「……初めて見る横山さんだ。」


「…伊織様、どうぞ。」



私の呟きに苦笑いしながら、小さい声で私を中に入れてくれる。

 



「きぃさーーーーーーーんん!!!!」




ドドドドと足音が響き渡り、気づいた頃にはもうすでに目の前に来ていた。



「しー…。久しぶりだね。」


「久しぶりです!会いたかったです!!」




久しぶりのしーを見て、なんだかじーんとする。


「おーい、始めるってよー。」



倉庫内を見れば、シノが笑って手を振っていた。