「七奈ちゃんか!初めて会うね。」
「ほら七奈!成くんに挨拶して!」
「ハッ!!っはじめまして!安達七奈と申します!」
「ははっ、菫に似て元気だね!藤咲成道です。伊織と仲良くしてくれてありがとうね。」
恐縮そうに首をぶんぶん横に振る七奈ちゃん
「さあ、行こうか。とっておきの食事を選んだんだ。」
お父様のその言葉通り、個室に入りしばらくすると次から次へと豪華な食事が運ばれて来た。
「うわー!すごく美味しそう!!」
「七奈お行儀良くしてね。」
店員さんが丁寧にテーブルへと料理を並べていくのを眺めている。
……気になることがひとつ。
お父様と私の並びで座り、対面には健太郎さん菫さん七奈ちゃんの順
なのに、店員さんは誰も座っていない私の右隣にも料理を並べている。


