思いがけず謙吾さんの恋愛話が聞けて未だにドキドキしてしまいながら、目の前で話す謙吾さんを見る。
「ここに目をつけたのはちょうど良かったからだとよ。何がちょうどいいのか知らねーけどな。」
「それで、ある情報屋から運良く鍵を受け取ることができ、内部の間取りも運良く知れたと。」
「まあ、そうしたのはお前だろうがな。」
足を組み直し、隣に座るシノを見た。
「そうなんだよ。いやね、マスターが洋館のこと嗅ぎ回ってる連中がいるって聞いたから。調べたらまあ、黒い奴らだったし。」
ちらっと私と目が合った。
……柊と悪さしてた連中ってことだろう。
「そんなに知りたいならくれてやろうと思って。まあでも、間取り教えたって言っても、俺の手書きの雑なやつな。」
「そういえば俺、この部屋のアレ使いました!」
ハッと思い出したしーが走って壁に埋め込まれてる、画面を指さす。


