双子の貞子ちゃん 2








声にならない程、驚いてくれている。



ガクッと膝をつき、四つん這いになりながら、座る私としーに近づいた。






「っほんとに?…本当に、伊織さん?」


「うん。改めて、藤咲伊織です。よろしく。」



右手を差し出す私に、ゆっくりと手を出す律

だけど、途中でハッとなり、手を止めた。


…きっと、前に話した私の男性恐怖症のことを思い出してくれたのだろう。



私は途中で止まったままの律の手を握り、

「よろしくね、律。これが本当の私」


被ってた帽子も取り、改めてきちんと挨拶をした。




「っよろしくお願いします!!!」


ついにはぽろぽろと涙を流し始めてしまった。